Sunday, 26 February 2012

MY WAY EXHIBITION

原美術館で開催中の
ジャン=ミシェル・オトニエル「マイウェイ展」に行ってきました。

今回初めてジャン=ミシェル・オトニエルというサンティエンヌ出身のアーティストを知ったわたし。
なんでもパリのメトロ100周年を記念してパレロワイヤル駅のエントランスに設置された、
カラフルな球体の連なる、あの夢あふれる芸術的なゲート『夢遊病者のキオスク』を作った方だそうです。
それならパリに行ったときに見たわ!と、一気に親近感が沸きました。

twitterでフォローさせて頂いている方から「オトニエル氏の意向により館内の写真撮影可」という
なんとも素敵な情報を事前にいただいたので(ありがとうございます!)、カメラを持参。
写真の撮れる展覧会というのは日本ではまだまだ珍しく
オブジェを前にシャッターを切るだけでも嬉しくなってしまいます。
たとえ館内の照明が暗めな為綺麗な写真が撮れなかったとしても!!

色鮮やかなイタリアのムラーノガラスを素材にした作品の数々が並ぶ会場。
一歩足を踏み入れればそこは迷宮のワンダーランド。

『涙( Lagrimas) 』
透明できらきらしたガラスボトルたち。見る角度によって表情がかわります。
きっとこの中にはたくさんの人の涙と思いが詰まってるのだ、と想像。わたしの涙も閉じ込めさせてほしいな。

『わたしのベッド( Mon Lit) 』
ふかふかのピンクの布団には、目玉の様なモチーフが散りばめられています。
オトニエル氏はこのベッドの上でどんな夢をみるのでしょう。

 ベッドの支柱に取り付けられた色とりどりのムラーノガラスが光を反射してとっても綺麗でした。

 『ラカンの大きな結び目 ( La Grand Double Noeud de Lacan)』
ラカンとはフランスの精神分析医ジャック・ラカンのことで、
この作品は、芸術家が作品を想像することはどういうことか、を表現しているらしい。
作品に込められた意図を理解するにはたくさんの勉強が必要であります・・・。

『吊り下がる恋人たち( Les Amants Suspendus) 』
ガラスが何層にもなっていて、触ったらパチンと弾けてしまいそうな繊細さ。

夢見がちで、センシュアルで、グロテスクで、柔らかくて、寂しくて、ちょっぴり恐い。
ガラスによって作りだされるその摩訶不思議なオトニエルの世界観にどきどきさせられて
すっかり夢中になってしまった日曜日の午後でした。

Wednesday, 22 February 2012

MELANCHOLIA

憂鬱の星が地球を襲うとき、一抹の希望が見えてくる。
それはただひたすらにしなやかで優しいのです。


ミレイのオフィーリアみたいなポスターが印象的な『メランコリア』。
ラース・フォン・トリアーの最新作。

絶望的で救いようのない映画『ダンサーインザダーク』を撮った監督。
その映画は、デビッド・リンチ監督の『エレファントマン』『ロストハイウェイ』と並んで
個人的にもう二度と観たくない映画ベスト3に入ります。
「自分が!自分が!!」
と強烈に主張してくるようなトリアー作品はあんまり好きじゃなかったのだけれど
『メランコリア』は内容がすっと腑に落ちて「あぁもう一度観たいな」と思えた映画でした。


妹ジャスティンと姉クレアに焦点を当て、2部構成で綴られる物語。
大邸宅で催された結婚式の最中、恐ろしい程の空虚な感情に襲われている花嫁のジャスティンは
次第に常軌を逸した行動を取りはじめ、自らの式を最悪のものにしてしまいます。
当たり前のことができず、憔悴しきってしまう。どうやら鬱病みたい。
それでも空に光る星---地球に異常接近をしている惑星メランコリア---のことを考えると
彼女の心は不思議と落ち着いてゆくのでした。
一方でしっかり者の姉のクレアは、メランコリアが地球に衝突するのではと気が気ではありません。
天文学者の夫に「あの星は接近してもすぐに通り過ぎる、衝突はしない」となだめられるも
日々募ってゆく不安をぬぐい去ることはできず、段々と不安定な精神状態に・・・。

「惑星が地球に衝突」なんて聞くとどうしてもSFパニックムービーを想像してしまいますが
この映画はどこまでも静か。
台詞が一言も登場しない冒頭の8分間。リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」にのせて
世界の終わりを象徴する恐ろしい程に詩的で美しい映像がスローモーションで流れるのです。
ここでもうわたしの心は「グワシッ!」とまことちゃん級に鷲掴みにされてしまいましたよ。

映像美と同じく衝撃的だったのはキルスティン・ダンストの演技。
『バージンスーサイズ』や『マリーアントワネット』に代表されるように
昔から虚無感を体現する少女役がお似合いというイメージが強かったキルスティン。
きっともう体は少女ではないけれど
彼女の内に秘めたる鬱々とした少女性は極限まで張りつめられ、スクリーンから溢れ出しています。
時に抜け殻のように、時に無邪気に、時に神々しく。
これはもう、観終わった今となっては他のキャスティングが想像できません。

舞台は森の中の大邸宅に絞られ、登場人物がいたって少ないこの映画。
『アンチクライスト』の時と打って変わって普通の人を演じたシャルロット・ゲンズブール、
彼女の旦那さまに『24』ジャックのイメージが強すぎるキーファー・サザーランド、
この母にしてこの娘ありのとんでもない母役にシャーロット・ランプリング、
と脇をかためる俳優陣も非常に豪華で、うっとりしてしまいました!

キルスティンも監督も過去にうつ病を患っており
2人ともその時の経験がこの映画に生かされた、という風にインタビューで語っているようですし
やはり作り手の自己が投影された作品は
観る者に圧倒的な力で語りかけてくるものなんだなぁと感じました。

刹那的でこの上なく美しい映画!!
今も頭の中でずっとワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」前奏曲が鳴り続いています。


Tuesday, 21 February 2012

Cambridge Satchel

はるばるイギリスより本日我が家に到着したかわいこちゃん。


英国のバッグメーカー、ケンブリッジサッチェルカンパニーのもの。
海外の有名人やファッションエディターの間で話題となり去年多くの雑誌で取りあげられていましたよね。
わたしも遅ればせながらイギリスのwebサイトにて
春に咲くタンポポのような黄色のThe Classicをオーダーしたのでした。

似たようなサッチェルバッグはたくさん売っているけれど
わたしはオーセンティックなこちらのメーカーのカバンが欲しかったのです。

ハンドメイドなので注文から届くまでに1ヶ月弱。
それでも日本までの送料込みで本革のバッグが約100ポンドというお値段なのは嬉しい限り。
待つ甲斐があるってもの。

(先日ロンハーマンでこのバックを見かけたのですがお値段が2倍以上だったので
ぜったいぜったいサイトで直接注文した方がよい!!)

有料でフタの部分に好きな文字をいれてくれるサービスもあります。
わたしは今回刻印なしを選択したのですが
やっぱりイニシャルをいれてもらえばよかったな・・・と今更ちょっぴり後悔・・・。

明るい色を身に纏いたい春、このバッグは大活躍な予感です。


Friday, 17 February 2012

TOKYO SORA


はやてに乗って東京に戻ってきました。

最近は自分でもびっくりするくらいラッキーなことが続いていて
今までもやもや抱えていた不安がどこかへ飛んでいっちゃって
これはきっと星占いでいっていた
「双子座の人に6月から訪れる12年に一度の大幸運期」の予兆だわ!だなんて思ったりして
せまーい部屋でひとりニヤニヤしています。

でへ!

わたしの人生はわたしのものだし、誰のせいにもしないぞ。
どこにいたってがんばる。うん。

Monday, 13 February 2012

Our Snowy Land




雪像や雪のすべり台なんかが作られていて、子供達の遊び場となっている真冬の弘前公園へ。
この時期ここに来たのは約10年ぶりです。

広ーい公園内で、弘前城築城400年記念に誕生したご当地キャラクター「たか丸くん」に初めて遭遇。
弘前のPRをするため多忙な毎日を送っているたか丸くん。
本物(?)は思ってたよりもずっとかわいくて思わずはしゃいでしまいましたよ!!


何てったって最高気温がマイナス6℃だったこの日・・・。
外に出れば吐く息は白く、手はかじかみ、鼻は真っ赤っか。
「さむい!」「凍える!」「八甲田山!!」(←高倉健さまの映画に由来)
などと言いつつ、ホットりんごジュースを飲んでぽかぽかチャージをしながら公園内を散策しました。

昔に戻ったみたいで楽しかったな。

Friday, 10 February 2012

SOMETHING OLD


子供の頃は気にも留めなかった、我が家の古くてすてきなもの。

Sunday, 5 February 2012

MAPPING STEREOTYPES-What do you think of Europe?

「みみこは世界地図を眺めるのが好きって言ってたけど、こういう地図はどうかな。」
昨日の夜スカイプに送られてきたひとつのリンク。

クリックしてみるとそこには
「ヨーロッパ諸国が隣国に抱くイメージ」
に基づくエスニックジョークで色分けされた欧州の地図がずらっと並んでおりました。

ステレオタイプをマッピング。

こ・・・これ程まで偏見に満ち満ちた暗黒地図がこの世の中に存在するとは・・・!

↓↓↓

イギリス人から見た欧州大陸=巨大な対英連合帝国(一部例外地域アリ)
その中のスウェーデン=トラッシーなポップミュージック・・・うぅぅ。
ドイツ人のノルウェーに対するイメージ=マジ雨ふりすぎ。
ロシア=ノルド・ストリーム。
フランス人にとってのベルギー&スイス=セミ・フランス。
ハンガリー=サルコランド(サルコジ大統領のお父上はハンガリー系)。
スペイン人から見た黒海=海ってか湖じゃね?
お隣ポルトガル=風よけ・・・。
イタリア人にとってのフランス=カーラ・ブルーニの帝国 (彼女はイタリア出身)。
イタリア南部=もはやイタリアにあらず。
個人的に一番ぶっ飛んでいたと思うスイッツァランドバージョン。
スイス人にとってスイスこそがWORLDであり、クリミア半島=まさかのジャパン。

わわわ。ずいぶんと強気ね!

それでもこの暗黒地図、ただ単にステレオタイプを悪口のように並べ上げて
人々の乾いた笑いを誘おうとしているだけの物ではありません。
眺めれば眺めるほどに、いろんなことが見えてくる。
国と国の交流が大昔から盛んな欧州だからこそ沸き上がるラブ&ヘイトなアンビバレンス、
戦争の名残、民族的な仲間意識、経済もしくは宗教的背景。
・・・これはなんとも壮大なブラックジョークであるよ!と思ったのですが
みなさまいかがでしょう。

もしも「うむ。なかなか面白いではないか。もうちょっと見てやってもよいぞ」
という方がいらっしゃいましたら、よろしければこちら(source)もどうぞ。
アメリカから見た世界(←ざっくりしすぎ)、ベルルスコーニ氏から見たブンガブンガヨーロッパ(←ひどい)
欧州の殿方の色々な平均数値エトセトラ、ブラックコンテンツが盛りだくさんであります。
ご利用はあくまでも平和的に(●´ω`●)
ちなみ暗黒地図が印刷されたTシャツやマグカップなどファンシーなグッズも只今販売中だとか。
一体誰が買うんだろう・・・。

日本が「スシ!サムライ!ハラキーリ!ニッサン&トヨータの国!」と思われているように
どこの国にもそれぞれの先入観とイメージがある。
内容が正しかろうと間違っていようと他所の国へ行けばそれは多分ずっと付きまとうもの。
だからこそ、多少サーカスティックなエスニックジョークだってさらっと受け流す・・・
もしくは豪快に笑い飛ばそうではありませんか。

Thursday, 2 February 2012

The World of George Barbier


ただじっと眺めているだけで特別に甘美な世界へと迷い込んだような気分になれる
ジョルジュ・バルビエのイラスト。

1882年、フランスにある港町ナントのブルジョワ家庭に生まれたジョルジュ・バルビエ。
ギリシャの壺絵やエジプトの彫刻、シノワズリやジャポニズムにも影響を受けている
アール・デコ様式のイラストレーターとして有名な彼は
絵を描く以外にもジュエリーや壁紙、バレエ衣装などをデザインしたり
多くの雑誌に文章を寄稿したり、劇場の設計を行うなど何かと多彩な人だったよう。

そんな彼の生涯についてはあんまり知られていないみたいです。
ミステリアスなアーティスト。

彼のことをもっと知りたい。